この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
難問 -兄妹の領域境界-
第20章 積まれたテキストと兄達の苦悩
「お兄ちゃん和也さん怒ってた?」

「いや、参考になったからお礼言っといて本渡しただけ」

「私のほうは、没収されたことを伝えて、お兄ちゃんが返すって言ったのを伝えて、いつ取りに行けばいいか聞いておいてって言われたかな」

「あ、いやでもな・・・」

何か思い出したように自問する

「何か他にあった?」

「いや逆。借りたのが未由だと言ってない」

「お兄ちゃんが借りたことになってる?」

「可能性は否定できないが、怒るか?」

兄は少し考えた後私に言った。

「奈月ちゃんに直接聞きたいから電話してくれ」

「うん」

私は電話を手に取り、奈月にコールする。

「ひゃっ」

急に持ち上げられ足の間に座らせられる。
文句を言おうとした途端電話がつながる。

「もしもし奈月?」

『未由?さっきはごめんね取り乱しちゃった』

「ううん、確認したんだけど怒りそうな原因がわからなくて、お兄ちゃんにかわってもいい?」

『え、佑人さんと電話!?う、うん』

兄に電話を渡すと、私にも声が聞こえるように頭を近づけて話し出す。
空いている方の手が私の手を包む。

/202ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ