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難問 -兄妹の領域境界-
第20章 積まれたテキストと兄達の苦悩
「奈月、大丈夫?」
『えっと、大丈夫だと思うんだけど今の本当に佑人さん?』
「うん、お兄ちゃん」
家族以外に、私以外の人にあんなに喋っている兄を初めて見た私も正直信じられない。
しかもあんなに優しく・・・
(チクリと胸が痛む)
『とりあえず、落ち着いたよ。なんかいろいろごめんね』
「ううん、何かあったらまた連絡してね」
『ありがと。とりあえず寝ちゃうね。また明日』
「うん、またね」
電話を切ったら、どっと疲れが・・・。
会話を聞いててもところどころ腑に落ちない点はあったけどとりあえず大丈夫なのかな。
なんか勉強どころではなくなってしまったので、炬燵の上を片付け始めた。
『えっと、大丈夫だと思うんだけど今の本当に佑人さん?』
「うん、お兄ちゃん」
家族以外に、私以外の人にあんなに喋っている兄を初めて見た私も正直信じられない。
しかもあんなに優しく・・・
(チクリと胸が痛む)
『とりあえず、落ち着いたよ。なんかいろいろごめんね』
「ううん、何かあったらまた連絡してね」
『ありがと。とりあえず寝ちゃうね。また明日』
「うん、またね」
電話を切ったら、どっと疲れが・・・。
会話を聞いててもところどころ腑に落ちない点はあったけどとりあえず大丈夫なのかな。
なんか勉強どころではなくなってしまったので、炬燵の上を片付け始めた。