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難問 -兄妹の領域境界-
第11章 夢の中で解かせる旅人算
とその瞬間、未由は後ろから抱き寄せ上半身をねじらせていた態勢から、俺の首に両手をまわし縋るようにより体を密着させ体を預けてくる。
舌はもっと・・・と言わんばかりに、強く絡めねだってくる。

俺の中心がドクンと一気に熱くなる。

(未由、どういうつもりだ)

俺は困惑しながらも体はその求めに応じる。
唇を重ねさらにその奥へを舌を差し込み刺激する。

「んっ・・・ぁ・・・はぁっ・・・」

こぼれる声に、余裕がなくなっているのが感じられる。
いつにない未由の積極的な行為は、俺が求めすぎたせいなのか?
それに流されているのではないのか?

少なくともこのままだと、俺が途中で止められなくなって暴走する可能性がある。

落ち着かせるため、一度唇を離し抱き寄せる。
すると、首元に頭を摺り寄せ甘えてくる。まるで恋人たちのように。

そのしぐさに、このまま抱き壊してしまいたいという衝動を抑え、かろうじで残っている理性の部分で考える。

俺たちは兄妹だ。
この先へ進んでしまえば、兄妹のスキンシップで言い訳できる範囲を確実に超えてしまう。
俺は未由以外必要としないから、戻れないそのその先へ進んでも後悔はしない。
が、未由はどうなる?

未由は俺より聡い。このまま続けることがどういうことかは理解しているだろう。
だが、それ以上に優しい。俺のことを考え判断を鈍らせていたとしたら・・・

出せない答え。

「未由、わかっているのか?」

未由に判断をゆだねてしまう。

(情けねぇな、俺)

迷うことなくうなずく未由。

抱きしめている手を緩め、未由を見る。

高められた身体のせいか、潤んでいる瞳。
強い意志とともに、欲しいと欲望をはらんだまなざし。

(くっ・・・)

わずかに残った理性は、赦されたと判断したのか欲望に侵食される。

俺は決意をし、未由を抱き上げゆっくりそばのベッドに未由をおろした。

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