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喰われる人妻 菜穂
第39章 喰われる人妻 菜穂(39)

「奥さんどうしました?」


「え…い、いえ……」


「やはり初日だから緊張しているのかな?リラックスして、今日は3人で楽しみましょう。仕事は楽しくやるのが一番ですから。」


3人で……


菜穂はすぐにその言葉の意味を理解した。そして理解した瞬間に身体は熱くなった。


「それとも3人は嫌ですか?近藤君も呼んだ方が奥さんは喜んでくれると思ったんだがね。」


「なんだよ菜穂ちゃん、俺が邪魔だった?部長と2人っきりで仕事しかったの?」


「そ、それは……あの……」


「奥さんどうなんだい?3人の方が倍楽しくなると思うんだがね。」


なんと答えたらいいのか分からなず困惑する菜穂に顔を近づける天野。

そして天野は菜穂の艶やかな髪に触って、その匂いを嗅いできた。


「ん~?奥さん、もしかしてここに来る前にシャワーを浴びてきてくれたんですか?シャンプーのいい香りがしますよ。」


「え……」


「化粧の雰囲気も以前とは違いますし、ハハッ、どうやら奥さんもやる気十分みたいですね。」


菜穂はそれを否定できずに、ただ顔を赤らめて俯くことしかできなかった。

天野や近藤にはもう、心を完全に見透かされている。

菜穂の中にある男に対する性的欲求を。

この人妻はまだ飢えていると。

もうどう取り繕っても意味がない。

現にオスの濃厚なフェロモンを醸し出す2人の男に囲まれて、菜穂の女の部分は疼いてしまっていたのだから。

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