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喰われる人妻 菜穂
第39章 喰われる人妻 菜穂(39)
そう言って天野は後ろから菜穂を抱きしめるようにして服の上から胸の膨らみを触り、揉み始めた。


「きゃっ……」


「分かっていますよ奥さん、貴女はハッキリとした願望を持って今日ここに来た。でもまだ僅かに迷いもある、そうでしょう?」


「ん……天野さん……」


「だからこそ私は奥さんに惹かれるんです。貴女は家族を愛する優しい女性だ。きっと私が何度貴女を抱こうと、その心から迷いや罪悪感は消えないでしょう。」


「はァ……ダメ……」


「悩み、苦しみながら快楽に流される貴女の姿は本当に美しい。ああ、その目と表情ですよ奥さん。苦悩に満ちたその表情が堪らない。」


サディストとして本性を見せ始めた天野の言葉に、胸が熱くなる。


「奥さん、こっちを向いてください。」


そう言って天野は菜穂を顔を横に向けさせると、すぐに唇を奪った。


「ん……ンン……!」


チュパ……チュパ……


最初から濃厚なディープキスだった。

互いの舌がネットリと絡み合い、天野の両手は菜穂の胸を激しく揉む。

菜穂がそれに抵抗する様子はない。

天野は服の上からでは満足できなくなったのか、それからすぐに菜穂のブラウスのボタンを外し始めた。

そしてそのタイミングを見ていた近藤が前に回って、菜穂のスカートに手を掛ける。

2人の男に挟まれて、あっという間に服を脱がされていってしまう菜穂。

ボタンは全て外されブラウスの前が開き、スカートはカーペットの上にストンと落ちる。


「ん……ぁぁ……」


2人の男、4本の手に素肌を触られ、その今ままでにない感覚に戸惑いながらも、菜穂は自分の胸の奥からドロドロとした黒い欲望が溢れ出てくるのを感じていた。
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