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喰われる人妻 菜穂
第45章 喰われる人妻 菜穂(45)

射精に向けて天野がゆっくりと腰を動かし始める。


「ハァ~んあああ……」


膣壁を擦られる快感にうっとりとした声を漏らす菜穂。

焦らされた後だからなのか、余計に気持ち良い。


「奥さん、私がしっかり奥で中出しできるように自分で股を開いていてください。ほらこうやって。」


天野の指示通りに、自分の腕を膝裏に通して、限界まで股をM字に開き、そして早く欲しいと言わんばかりに膣をキュッキュッと締め付けてみせる菜穂。


「ハハッ嬉しいですよ、奥さんが素直に私の物になってくれて。私は貴女を一目見た瞬間から分かっていましたよ。貴女の目は、ずっと刺激を欲していた。そうでしょう?」


「ハァ……ン……」


「これからは刺激的な幸せを私が奥さんに与えてあげますからね。」


刺激的な幸せ……

天野に出会わなければ、それを知る事はなかった。

いや、それどころか菜穂の人生は、夫とも殆どセックスをしないまま年老いていくだけだったに違いない。

何の刺激も無い生活。

家族はいるけど、本当はどこか物足りなかった。そんな気持ちから目を背けて生きてきた。

人間として、女としての欲求を抑えて生きてきた。


――それを、天野さんが変えてくれた――


――女としての私の身体を欲してくれる、刺激を私に与えてくれる――


――そして私も男の人を欲して、刺激を欲してる――


――欲しい……もっと男の人が、もっと刺激が欲しい……もっと女として男の人に求められたい――


――私は〝刺激的な幸せ〟が欲しい――


もはや菜穂の頭は完全に天野に洗脳されていた。

麻薬のような快楽のせいで、菜穂は過剰な性欲と自己愛だけが剥き出しになってしまっているのだ。

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