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喰われる人妻 菜穂
第25章 喰われる人妻 菜穂(25)
部屋の中では天野と菜穂の性行為が続いていた。
一回目のセックスを終えた後、少しの休憩を挟んでからすぐに2回目のセックスは始まった。
全裸で壁に手をついている菜穂を、天野が後ろから立ちバックの体位で激しく突いている。
「あっあんっハァ…あっあああっ!またイクっ!イっちゃうっ……あっハァンッ!」
もう何度目の絶頂だろうか。達すれば達する程身体は敏感になっていき、イキやすくなる。
「ハァハァ……もうダメです……立ってられない……ハァ」
菜穂が下半身をガクガクと震わせながらそう訴えると、天野は繋がったまま菜穂を無理やり歩かせてベッドに上げた。
そして今度は天野が仰向けになると、その上で菜穂に騎乗位の姿勢を取らせた。
「ほら、奥さんも腰を動かすんですよ。」
絶頂の後はいつも〝もう十分、もう解放してほしい〟と思うのに、それでも天野の男根を挿入され続けていると不思議とまた淫らな気持ちになってくる。
〝溜まっているんでしょう?色々と〟
天野に言われた通り、とんでもない量の性欲が菜穂の身体の奥には溜まっていたのかもしれない。
半ば強制的にセックスという方法で抑えていた蓋を開けられると、肉欲が止め処なく溢れ出した。
そしてそのセックスの中で初めて知った、女としての悦び。
それはもちろん幸せとは違うし、菜穂には夫への愛情もある。
しかし絶頂する度に頭の中が真っ白になって、もう何もかも、智明の事さえ考えられなくなっていた菜穂は、本能が欲するままに天野に与えられえる快楽に溺れていた。