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喰われる人妻 菜穂
第27章 喰われる人妻 菜穂(27)
「あ、あの!こ、困りますっ……」
「しー、奥さん、周りに気付かれちゃいますよ。」
口に人差し指を当てて、動揺している菜穂を黙らせる天野。
「帰りもきっと3時間以上は掛かりますから、ずっと座っているだけじゃ退屈でしょう?こっそり2人で昨日の続きを楽しみましょうよ。」
菜穂は愕然とした。
周りに社員が沢山座っているというのに、しかも同じバスには夫が乗っているというのに、こんな悪戯行為をしてくるなんて。
「大丈夫ですよ、変な声を出さなければ気付かれませんから。」
耳元でそう小さな声で囁くと、天野は菜穂が穿いていたチノパンツの上から太ももを摩り始めた。
確かに2人が座っている席は最前列で、反対側の席からは天野の身体が菜穂の姿を隠しているから簡単には見えないだろうし、声を出さない限り気付かれ難いかもしれない。
でももし誰かが前に移動してきたら……運転手の人がバックミラーでこちらを見てきたら……
「こういうのも、スリルがあって良いでしょう?」
そう言って天野はチノパンツのボタンを外そうとしてくる。
菜穂は咄嗟に天野の腕を掴んでそれに抵抗する。
――嫌っ!やめて!――
しかしそんな菜穂の抵抗を封じ込めるように天野はこう囁いてきた。
「奥さん、言ったでしょう?これは昨日の続きだって。貴女がやるべき事は、まだ終わりじゃないんですよ。」
その言葉を聞いて、天野の腕を掴んでいた菜穂の手から力が抜けた。
「そ、それは昨日だけだと仰っていたじゃないですかっ……」
「あ~そうでしたっけ?いやぁ今朝奥さんの姿を見たらまたムラムラしてきちゃいましてね。気が変わったんですよ。いいじゃないですか、あと3時間くらい、サービスしてくださいよ。」
――そんな……――