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喰われる人妻 菜穂
第27章 喰われる人妻 菜穂(27)
天野は一晩だけでは満足していなかったのだ。
困惑しつつも、菜穂は悲鳴をあげる事さえできなかった。
このバスの中で、そんな声を上げる勇気はなかったし、きっと天野を拒絶した瞬間に智明の採用は無くなってしまうだろう。
昨日した事が、全部水の泡になってしまう。
それだったらあと3時間くらい……と、つい天野の思惑通りに流されていってしまう菜穂。
「そうです、それで良いんですよ奥さん。」
菜穂の抵抗が無くなると、天野はチノパンツのボタンを恥ずかし、チャックをジリジリと下ろし始めた。
そしてさっそく菜穂の股間に手を突っ込み、下着の上から陰部を触ってくる天野。
「はあっ……」
「奥さん、声。」
そう言われて、菜穂はハッとしてすぐに口に手を当てた。
すぐ近くに他の社員や夫がいる事を忘れてはいけない。
ここは昨日とは違いベッドの上ではなく、バスの中なのだから。
――ああ……ダメ……――
天野の指が少し触れただけで、身体が一気に熱くなってくる。
菜穂の身体は、昨日の記憶を全く忘れていなかった。
この指にどれだけ快感を与えられたかを。
そして早くも下着の上から指でなぞられた部分が湿り気を帯びてきた。