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喰われる人妻 菜穂
第27章 喰われる人妻 菜穂(27)
「おやおや、もう濡れてきてますよ奥さん、本当はこういう事を期待していたんじゃないですか?」
小さな声で囁いてくる天野に、菜穂は手で口を抑えたまま顔を真っ赤にして首を横に振った。
感じたくはないのに、周りに人がいるという状況が、昨日以上に羞恥心を刺激してくる。
「奥さんは恥ずかしいとさらに感じてしまうんですね。良いですよその表情、凄くそそります。ほら、ここも苛めてあげますから、ちゃんと声を我慢しててくださいね。」
そう言って天野は濡れた下着の上からクリトリスを指でグリグリと触ってきた。
「あっ……ん……はァ……」
「あ~奥さん、どんどん濡れてきますねぇ。もうパンツから滲み出てきてますよ。」
耳元で囁かれる卑猥な言葉で、さらに恥ずかしさが増す。
まるで天野の声に耳を愛撫されているような感覚だった。
「奥さん、直接触ってあげますから、自分でそのズボンを膝まで下げてください。」
「ぇ……そ、それは……」
「大丈夫です、ひざ掛けで隠れてますから見えませんよ。じゃないとパンツだけじゃなくそのズボンにまで恥ずかしい染みができちゃいますよ。」
確かにそれは困る。
でも、こんな場所でまさか衣服を脱ぐことになるなんて……
「ほら、早くしてください。」
「……でも……」
「いいから早くするんだ奥さん。」
天野の脅しにも近い声に、菜穂は従うしかないと思ったのか、結局自らチノパンツに手を掛けた。
そして周りに気付かれないように少し腰を上げると、意を決してゆっくりとそれを膝の辺りまで下げていった。