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早熟した果実たち
第3章 ー花凛(11)康平(24)ー
「ごめんね。まさか、いるとは。叫ぶとは思わなくて。つい…」

ヒクッ…ヒッ…

(花凛)「パジャマ着てください。」

パジャマに着替えて、部屋に行くと、花凛は、椅子に腰かけて、お茶を飲んでいた。

ガタンツ…

「花凛ちゃん?」
(花凛)「…。」
「花凛さん?」
(花凛)「…。」

¨怒ってる?無視?試しに。¨

「花凛。」
(花凛)「はい。」

¨女の子わかんねぇ。¨

「さっきは、ごめんなさい。いるとは、思わなかったし。見るとも…。で、思わず…」
(花凛)「私のファーストキスだったのに…」
「…。」

¨そりゃ、そうだろうなぁ。¨

(花凛)「なにも、あんな場所で…」

「はい?」
(花凛)「せめて、普通の時が良かったのにぃ。」
「はっ?えっ?!そっち?」
(花凛)「あとで、してくださいね。」

ゴクンッ…

¨願うは、ひとつ。勃起しませんように!!¨
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