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早熟した果実たち
第1章 ー心結(8)海翔(8)ー
(拓真)「まだ、ちょっと時間あるからさ、寄り道しない?」
で、手を引っ張られる形で、連れてかれた。
「ここ、神社?」
(拓真)「昔は、そうだったみたいだよ。中に、入れるよ~。」
ギィーッ…
きしんだ音をたてて、俺は、扉を開けて、中に入った。
「少し埃臭いけど、大丈夫?」
(心結)「うん。平気。」
俺は、上着を脱いで、床に敷いて、心結を座らせた。
「夏休み前にさ、席替えしたじゃん?」
(心結)「うん。したね。」
「あの時さ、俺、すっげぇ嬉しかったんだ。」
(心結)「えっ?」
「あっ、やっと、ちゃんと話せるかなって。そう思った。」
(心結)「ん~。」
「3年になって、初めて同じクラスになったのに、お前、俺の近くにこねぇは、話すこともしねぇは。で、気になって、そっから、お前の事ばっか考えてた。」
(心結)「うん。」
で、手を引っ張られる形で、連れてかれた。
「ここ、神社?」
(拓真)「昔は、そうだったみたいだよ。中に、入れるよ~。」
ギィーッ…
きしんだ音をたてて、俺は、扉を開けて、中に入った。
「少し埃臭いけど、大丈夫?」
(心結)「うん。平気。」
俺は、上着を脱いで、床に敷いて、心結を座らせた。
「夏休み前にさ、席替えしたじゃん?」
(心結)「うん。したね。」
「あの時さ、俺、すっげぇ嬉しかったんだ。」
(心結)「えっ?」
「あっ、やっと、ちゃんと話せるかなって。そう思った。」
(心結)「ん~。」
「3年になって、初めて同じクラスになったのに、お前、俺の近くにこねぇは、話すこともしねぇは。で、気になって、そっから、お前の事ばっか考えてた。」
(心結)「うん。」