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兄と妹の暑い夏
第5章 花凜、帰りの電車でも攻勢を続ける
 一方、俊次は花凜の大胆すぎる行動に、内心すごく戸惑っていた。

 最近主にお風呂上りの場面で、花凜の行動を無防備だと感じていた俊次だったが、今日の花凜の言動はそんな平常時を遥かに凌ぐほどだと思えた。




 そもそも試着室での一幕の時点で、俊次は密かに性的興奮を最高潮まで高めさせられていた。

 平気な素振りを続けることがどんなに困難だったことか。

 服を脱ぐ花凜のすぐそばの椅子に腰掛けながら、俊次は何度も誘惑に負け、視界の端に花凜の姿をとらえてしまっていた。

 そのふくよかなバストやぷっくりした乳首、さらには恥丘に薄っすら生える陰毛が、俊次のシンボルを反応させていた。

 ズボンと下着の下で痛いほど勃起してしまったので、ばれるとまずいと思った俊次は、慌てて足を組み、さらにその上からバッグを置いて股間の突出を隠したのだ。



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