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兄と妹の暑い夏
第2章 花凜、アタックを開始する
俊次に見られて、恥ずかしいながらもそれを上回る喜びを感じる花凜。
「ごめんね、新しいシャンプーを取ってきてくれないかな。リビングにあると思うんだ」
「あ、ああ」
我に返った様子の俊次は急いでリビングに引き返す。
ものの数十秒後にはシャンプーの詰め替え用の袋を手に、再び花凜の近くへと戻ってきた俊次だったが、今度はあからさまに顔をそむけて、花凜の方を見ないようにしていた。
「ありがとう」
そう言って受け取る花凜は少し寂しくなる。
自分の裸を見ないようにしてくれているのは、優しい俊次らしい気遣いだと花凜も分かっていて嬉しい気持ちは当然あるのだけれども―――。
シャンプーの袋を渡し終えると俊次はそそくさとリビングへ戻っていった。
若干の寂しさに襲われながらも、花凜はついさっき俊次が裸の胸を凝視してくれていたことを思い出し、深い喜びが溢れ出てくるのを感じていた。
「ごめんね、新しいシャンプーを取ってきてくれないかな。リビングにあると思うんだ」
「あ、ああ」
我に返った様子の俊次は急いでリビングに引き返す。
ものの数十秒後にはシャンプーの詰め替え用の袋を手に、再び花凜の近くへと戻ってきた俊次だったが、今度はあからさまに顔をそむけて、花凜の方を見ないようにしていた。
「ありがとう」
そう言って受け取る花凜は少し寂しくなる。
自分の裸を見ないようにしてくれているのは、優しい俊次らしい気遣いだと花凜も分かっていて嬉しい気持ちは当然あるのだけれども―――。
シャンプーの袋を渡し終えると俊次はそそくさとリビングへ戻っていった。
若干の寂しさに襲われながらも、花凜はついさっき俊次が裸の胸を凝視してくれていたことを思い出し、深い喜びが溢れ出てくるのを感じていた。