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immorality ~哀戦士編~
第4章 妻の背徳行為 ~驚天動地~
息もつけぬほどの顔拭きが終り、顔を包んでいたハンカチが離れる。

ハンカチが離れると、涼子の化粧は崩れていた
その涼子の顔を見て、ほくそ笑む小木曽
綺麗にセットしたはずの、長い黒髪は乱れ
アイシャドウは、頬骨まで伸びている
更にピンク色の口紅は、口周りを汚していた
「はぁぁっ…ふぅぅぅ…」
息を整えながらも、自分のメイクが気になる涼子
しかしこの状況では、鏡を見る事も、化粧を直す事も出来るはずはなかった
そんな涼子に、小木曽から声が掛かる
「くふっ..美人は、化粧が崩れても美人ですね」
「そんな…見ないで下さい」
顔を背ける涼子
小木曽は、女の汚れた姿を見る事で、異常に悦びを感じる、性的嗜好の持ち主だった
「くっふふふふふっ..」
公園内に響く、不気味な笑い声。

その笑い声が、涼子の屈辱感を煽っていく。
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