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immorality ~哀戦士編~
第4章 妻の背徳行為 ~驚天動地~
...
個室に入った涼子は、テーブルを挟んで、小木曽の前に座った。

そこは4人掛けがやっとの、とても狭い空間だった
涼子は緊張しながら、小木曽に聞く
「あの、部長さん。ここってバーですよね」
「ええ、ここは知り合いの店でね、よく来るんですよ」
「ここで、お話するんですか?」
「ええ、ここなら誰にも聞こえませんから、安心でしょ」
「そうですか…」
涼子は、居心地の悪さを感じていた
すると、テーブルのベルを鳴らす小木曽
♪チンッ
すぐに、マスターがやって来る
「いつものを頼む。あとこちらにも、何かお勧めの飲み物を...」
「あっ!私は、水で結構です」
「くふふっ..まあ一杯だけでも、お付合い下さい」
「ああ…はい…」
無下に断る訳にもいかず、了承する涼子
”まだ明るい時間に、こんな悪趣味な店に入るなんて…”
”まさか仕事中に、お酒を飲むなんてないわよね”
涼子は、小木曽に不信感を抱いていた。

しばらくして、マスターが戻って来た
小木曽の前にバーボンが置かれる
そして涼子の前には、ピンク色の飲み物が置かれた
「今日は暑かったですから、とりあえず飲みましょう」
「ああ…はい…」
リストラの権限を持っている小木曽
涼子は、飲むしかなかった。
...
小木曽がグラスに口を付る
涼子も、とりあえず一口飲んでみる
”やっぱりお酒だわ。でも、おいしいじゃない”
カフェでは緊張と不安感で、ほとんど水分を摂っていなかった涼子
さらに、ここにやって来るまでも汗を掻き、凄く喉が渇いていた。

涼子はピンク色のカクテルを、勢いよく飲み始めてしまう。
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