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篠突く - 禁断の果実 -
第6章 本編五話 運命、そして (後編)

「ゆっくりなら動いてもいい?」
悠が孝哉の我儘に頷くと、彼はソファーの上に仰向けに寝転がった。その時自分の中で位置を変えた陰茎に、悠は小さく悲鳴を上げる。
ゆっくりと、二秒に一回のペースで、下から突き上げるように悠の体を跳ねさせる。それを何度か繰り返すが、彼女は眉間にシワを寄せて苦しそうな表情を見せるだけだった。
「…………痛い」
くぐもった、少し泣きそうな声で、悠は吐息と共にその言葉を吐き出した。
「ごめん。ちょっと休もうか」
そう言って動きを止めた孝哉に、悠はこくりと頷き、彼の体に倒れるように己の肢体を重ねた。愛しい人のぬくもりは、その重みは、彼が、彼女が、今ここにいるのだと教えてくれる。
姉の、白磁を思わせるその滑らかな頬に指を滑らせ、孝哉は彼女の耳元で囁いた。
「……可愛い」
小ぶりで赤く熟れた唇に触れるだけのキスをして、彼はストレートの綺麗な黒髪を慈しむように指で梳く。そして、悠の頬に自分の頬をぴったりと寄せるように、強く抱きしめた。
悠が孝哉の我儘に頷くと、彼はソファーの上に仰向けに寝転がった。その時自分の中で位置を変えた陰茎に、悠は小さく悲鳴を上げる。
ゆっくりと、二秒に一回のペースで、下から突き上げるように悠の体を跳ねさせる。それを何度か繰り返すが、彼女は眉間にシワを寄せて苦しそうな表情を見せるだけだった。
「…………痛い」
くぐもった、少し泣きそうな声で、悠は吐息と共にその言葉を吐き出した。
「ごめん。ちょっと休もうか」
そう言って動きを止めた孝哉に、悠はこくりと頷き、彼の体に倒れるように己の肢体を重ねた。愛しい人のぬくもりは、その重みは、彼が、彼女が、今ここにいるのだと教えてくれる。
姉の、白磁を思わせるその滑らかな頬に指を滑らせ、孝哉は彼女の耳元で囁いた。
「……可愛い」
小ぶりで赤く熟れた唇に触れるだけのキスをして、彼はストレートの綺麗な黒髪を慈しむように指で梳く。そして、悠の頬に自分の頬をぴったりと寄せるように、強く抱きしめた。

