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篠突く - 禁断の果実 -
第7章 過去編一話 癒えぬものは

 ◇◆◇

 時は少し遡る。
 そう、あれは、茹だるような暑い夏の日のことだった。

「ん」

 中心で二つに折って食べるアイスの片方を食みながら、悠はもう一方を孝哉に手渡す。白色のそれを受け取った彼も、悠と同じように「ん」とだけ返事をして、それきり沈黙が落ちた。
 七月中に夏休みの課題を終わらせてしまおうと、勉強机に向かう孝哉の後ろでは、ベッドに腰掛けてアイスを貪り、膝に乗せたファッション雑誌を退屈そうな顔で眺める姉の姿があった。髪を高い位置で一本に括った彼女は、左右の肩甲骨の中心で肩紐がクロスした黒のキャミソールに、ハイウエストの白いホットパンツを履いていた。ぴったりと体のラインを浮き上がらせるホットパンツの腰の部分にはバツのようなクロスが二つ、縦に並んでおり、キャミソールさえ捲れば、そこから色白の肌が扇情的に覗く。雑誌からちらりと見えた太股は、細すぎず太すぎず、丁度良い肉付きだ。思わず触ってしまいたくなるほどつやつやとした輝きを放つそれは、垂涎ものである。
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