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夏の夜の終わりに。。。
第16章 アイツの出所
「はい。穂香にも、それとなく言っておきます。」
(本田)「邪魔したな。」
「いえ。今度、楓くんの誕生日近くなったら、遊びに行きますよ。」

そう言ってドアを開けたら…

「穂香…。」

ゴクンッ…

穂香の顔色が、変わってた。本田さんと、顔を合わせた。

「いつから聞いてた?!」
「アノ人、出てきたの?」
「うん。穂香ちゃんには、酷だけど。昨日、な。」

美紅さんも心配になってあがってきた。

「穂香ちゃん?下、行こうか?」

美紅さんに頭を下げて、連れてって貰った。

「あの表情だと、全て聞いてたかもね。」
「はい。」
「なんなら、暫く警備に一人出そうか?」
「いや、そこまでは、いいです。まだ、こっちに現れたって訳ではないんで。」

¨この時、是が非でも頼んでおいたら、あんな悲劇は、起こらなかったのかも知れない。¨
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