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夏の夜の終わりに。。。
第19章 愁の記憶
「穂香?」

穂香は、両頬に、ガーゼを貼られ、マスクをつけている。幸い、骨には、異常はないらしいが。

ガタッ…

「穂香。お前、偉いよ。愁、元気だからさ。安心しろ。ごめんな、俺、傍にいてやれなくて。」

穂香の手を握りながら、声を殺して泣いた。

「穂香…。ごめん。俺がもっと気を付けてれば、お前も愁も、こんな目に合わなかっただろうに!」

ポンポンッ…

振り向くと、本田さんがいた。

「どうだ?」
「愁は、少し目を醒まして、少し話してまた、寝ました。」
「そうか。なんか、言ってたか?」
「いえ。何も。」

それから、暫く二人無言で穂香を見ていた。

マスク越しに、重い息づかいだけしか聞こえてこない。
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