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夏の夜の終わりに。。。
第20章 記憶障害
ベッドへ穂香を寝かし、会社へと戻り、仕事をし、幼稚園へ迎えに行き、お隣の家で少し預かってもらう。(助かるとは、いってたが。)仕事を早々に切り上げ、愁を連れ、病院へ。

「どうした?愁。お前の好きなママだぞ。」
「愁…くん?おいで。」

愁が、不安そうに俺を見上げる。

「行ってこい。話してこい。今日のこと。」

愁が、おずおずと歩いてく。椅子に立って、穂香のベッドへ乗る。いつもは、ここで終わるんだが…

ギュッ…

「えっ?」
「あったかい。不思議な感じ。」
「穂香?愁はな、お前と俺の息子だ。今、5歳。なぁ、愁。愁?」

グズッ…ヒクッ…

愁が、泣き始めた。
穂香は、背中を撫でていた。
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