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夏の夜の終わりに。。。
第5章 知らされた真実
「また、きます。穂香ちゃん、早く元気になるんだよ?」

と、こちらも耳元で。

穂香の手も、段々と温かくなってきた。

「後は、意識かぁ。穂香?聞こえてるか?俺、お前に隠してたんだけど、夜、たまに昔のバンド仲間とサポートライブしてんだ。いつか、お前に聴いてもらいたい。だからさ、目、開けろよ?」
「ん?…ちゃん?」

穂香が、俺を見て、ちょっと笑った。で、また目を閉じた。

この日は、ずっと同じ事の繰り返し。夜中、近くになって、完全に穂香の意識が戻った。
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