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夏の夜の終わりに。。。
第5章 知らされた真実
翌朝、医師の許可が下り、穂香は、個室へと移された。俺が、そう願った。人に、知られたくないから。まだ、穂香は、16だ。

「お兄…ちゃ…ん?」
「ん?」
「あり…がと」
「無理して、喋んなくていいぞ!」
「だって…うれ…しいから」

そう言って、泣いてた。

「無理すんな。俺、お前の傍にいるから!な!」

コクンッ…

コンコン…ガチャッ…

「穂香ちゃん。おはよ。どうかな?」
「少し、喋れるようになりました。」
「お兄ちゃんに会えたのが、嬉しかったのかな?また、泣いたの?(笑)」

看護士が穂香の目元を拭いた。
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