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おじさまと咲姫
第11章 夜道
「折角の家族水入らずだったのに、ごめんね…?」
夜の帳が下りる中。
咲姫は肩を並べて歩く右隣りの彼を、そっと窺った。
「今更改まってどうしたの?俺ら昔から、それこそ家族ぐるみの付き合いだったろ?今日みたく一緒に飯食った事なんか、数え切れない程沢山あるし」
暗闇に、笑い声が溶ける。
「咲姫は俺らにとって、家族も同然だよ」
-誰も迷惑に思ってるはずがない。
街灯に照らされた悠聖の顔が優しく、微笑んだ。
「母さんなんか久し振りに咲姫に会えて、滅茶苦茶喜んでたじゃん。何よりの証拠だよ」
「…うん」
嬉しいような。
残念なような。
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