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おじさまと咲姫
第11章 夜道
「…の割りに。昔っからすっごい細いんだよな」
夕方よりかは失礼ではない視線が、咲姫に注がれた。
目線を感じ、咲姫は低く呟いた。
「…悠眞にも言われた」
「え?」
「『相変わらずほっそいな』って」
咲姫の言葉に、悠聖は弾けるように笑う。
悠眞同様。
側にいても、離れていても、彼と『同じ』は日常茶飯事だった。
「昔から痩せの大食いっぽいよな?」
咲姫は暫しの沈黙を経、悠聖の問いに意を決して開口した。
「ユウは…痩せてる女のひとは、嫌い?」
「咲姫?」
自分の問いかけの答えではなく。
それどころか逆に質問を返され。
不思議そうな悠聖の両眼に、咲姫は大量の変な汗が吹き出してくる。
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