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おじさまと咲姫
第11章 夜道
希望の光を見い出し気分が上向きになったところ、すぐに新たな落ち込み要素が出現する。
おとなになったからと言って、一気に大きな進展なんてない。
それどころか、前途多難に思えてしょうがない。
薄々気付いてはいたけれど-二十歳になったって、そんな急激に何もかもが良い方向に進むわけではないのだ。
重い息を吐くしかない。
「性格は重要視するけど、好きになったひとがタイプだから、特に見た目にこだわりはないかな」
そんな盛り下がるだけの咲姫に、再び一瞬で舞い上がる悠聖の言葉が聞こえた。
「あくまでも俺は、だけど」
「…ほんと?」
今までは選んだひとが、たまたま可愛かっただけ?
まだ望みを捨てなくってもいい?
咲姫の双眸に光が宿る。
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