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おじさまと咲姫
第13章 確率

『今日が最初で最後のデートかな?』
弱々しく笑う姿に、最後だとは言えなかった。
ユウと矢崎さんの仲の良い様子を垣間見、心が弱っていただけに余計。
打ちのめされている時の他人の優しさは、誰しも身に染みるものだ。
自分を大切に想い、大事にしてくれる彼を-拒否出来なかった。
「最近なんかよく一緒にならない?気のせい?」
学食で日替わり定食の唐揚げを頬張っていると、隣りに座った女友達が声をかけてきた。
何が?-訊き返したかったのだが、何せたった今、大きな鶏肉の塊を口に放り込んだ直後。
しかも揚げたてなのか、結構-いや、かなり熱い。
火傷をしないようにどうにか咀嚼し、コップの水を一気に飲み干した。
ようやく一息吐いたところで、改めて問う。
「何が気のせい?」
同じく定食のサラダに箸をつけてた瑠璃子(るりこ)はそれには答えず、感心したように呟いた。
弱々しく笑う姿に、最後だとは言えなかった。
ユウと矢崎さんの仲の良い様子を垣間見、心が弱っていただけに余計。
打ちのめされている時の他人の優しさは、誰しも身に染みるものだ。
自分を大切に想い、大事にしてくれる彼を-拒否出来なかった。
「最近なんかよく一緒にならない?気のせい?」
学食で日替わり定食の唐揚げを頬張っていると、隣りに座った女友達が声をかけてきた。
何が?-訊き返したかったのだが、何せたった今、大きな鶏肉の塊を口に放り込んだ直後。
しかも揚げたてなのか、結構-いや、かなり熱い。
火傷をしないようにどうにか咀嚼し、コップの水を一気に飲み干した。
ようやく一息吐いたところで、改めて問う。
「何が気のせい?」
同じく定食のサラダに箸をつけてた瑠璃子(るりこ)はそれには答えず、感心したように呟いた。

