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おじさまと咲姫
第16章 仮面

「円城寺と飲むのって、これが初めてだよね」
座敷席の隣りで昴が訊いてきた。
本日のサークル活動であるテニス終了後。
そのまま仲間数十人と、大学近くの居酒屋に流れた。
オーダーした飲み物が各々に運ばれ、乾杯の後(のち)、歓談する声でたちまち賑やかになる。
「そうですね。この間の誕生日でやっと二十歳になったので、サークルの飲み会に参加するのは今日が最初です」
咲姫はカシスオレンジのグラスに口をつけ、昴の問いに答えた。
会の規則で、未成年を飲み会の席へは誘わない決まりになっている。
食事会なら何度も参加してきたが、アルコールを提供する店へ来たのは初めてだった。
「こういうお店に来るのも初?」
「いえ。家族で数回ですけどありますよ。…あ、勿論お酒抜きで、夜ご飯食べに行っただけですけど」
グラスについた口紅を軽く指で拭い、咲姫はグラスをテーブルの上に置いた。
座敷席の隣りで昴が訊いてきた。
本日のサークル活動であるテニス終了後。
そのまま仲間数十人と、大学近くの居酒屋に流れた。
オーダーした飲み物が各々に運ばれ、乾杯の後(のち)、歓談する声でたちまち賑やかになる。
「そうですね。この間の誕生日でやっと二十歳になったので、サークルの飲み会に参加するのは今日が最初です」
咲姫はカシスオレンジのグラスに口をつけ、昴の問いに答えた。
会の規則で、未成年を飲み会の席へは誘わない決まりになっている。
食事会なら何度も参加してきたが、アルコールを提供する店へ来たのは初めてだった。
「こういうお店に来るのも初?」
「いえ。家族で数回ですけどありますよ。…あ、勿論お酒抜きで、夜ご飯食べに行っただけですけど」
グラスについた口紅を軽く指で拭い、咲姫はグラスをテーブルの上に置いた。

