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おじさまと咲姫
第18章 豹変
「言ったろ。いい先輩の仮面はもう外したって。だから円城寺が『今日で最後にして欲しい』と言ったとしても、俺は『分かった』なんて言わないよ」
まるで見透かしていたかのように。
先回りして拒絶された。
「もう最後だなんて言うな。言ったって無駄なんだから-」
-だから、言うな。
真摯な眼差しが、咲姫を縛る。
彼に操られ、咲姫はただ昴を見続けるしかない。
「雨が落ち着いてきたらって、思ってた」
昴の双眸が、微かに細められた。
「落ち着いてきたら、円城寺を帰さないとって。…でももう、そんなのどっちでもいい」
彼の口角がきゅっと上がるのを見て、咲姫は息を呑んだ。
「雨が降ってもやんでも、この手を離さない-」
-俺は円城寺を帰さないよ。







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