この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
おじさまと咲姫
第19章 遭遇
立ち尽くす咲姫の返事など待たずに、昴は彼女の手を引いて、店の出入り口に向かう。
『俺はこの手を離さないから、他の選択肢はないよ』
昴の横顔が、固い決心を呟く。
『それから、夕飯も一緒に付き合ってよ。帰りは家までちゃんと送り届けるから』
ショップを出てすぐに、あれほど『離さない』と宣言されてた手をあっさり離された。
咲姫が疑問に思えば、彼女が持っていたピンク色の傘を昴は手に取った。
『うんって言えよ、円城寺』
広げた傘を咲姫に差し向け、昴は真っ直ぐな瞳で彼女を射抜く。
僅かの逡巡を経て、咲姫は差し出された傘に手を伸ばした-。
電車のブレーキ音に、我に返る。
ドアが開き、降車する人達がホームに降り立つ。
前に並んだ人々が動き出すと共に、後ろからも押されるようにされ、流れを乱さないようにどうにか電車に乗り込む。
車内は身動き出来ないほどではないが、隣りの人と触れ合いそうになるくらいには混雑していた。
『俺はこの手を離さないから、他の選択肢はないよ』
昴の横顔が、固い決心を呟く。
『それから、夕飯も一緒に付き合ってよ。帰りは家までちゃんと送り届けるから』
ショップを出てすぐに、あれほど『離さない』と宣言されてた手をあっさり離された。
咲姫が疑問に思えば、彼女が持っていたピンク色の傘を昴は手に取った。
『うんって言えよ、円城寺』
広げた傘を咲姫に差し向け、昴は真っ直ぐな瞳で彼女を射抜く。
僅かの逡巡を経て、咲姫は差し出された傘に手を伸ばした-。
電車のブレーキ音に、我に返る。
ドアが開き、降車する人達がホームに降り立つ。
前に並んだ人々が動き出すと共に、後ろからも押されるようにされ、流れを乱さないようにどうにか電車に乗り込む。
車内は身動き出来ないほどではないが、隣りの人と触れ合いそうになるくらいには混雑していた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


