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おじさまと咲姫
第20章 動揺
『悠眞の事』-そう言ったら、どうする?
あなたはどう答える?
『悠眞の事を考えてた』-そう言ってもなお、あなたはそんな意地悪な眼差しを保っていられる?
悔しいけれど、結局何も言い返せず。
言葉を呑み込んだ咲姫の脇を擦り抜け、悠眞はキッチンに向かう。
「いつまでも突っ立ってないで、とにかく座れよ。送って行くけど、お茶の一杯ぐらい淹れさせろ」
-お客様はもてなさないとな。
悠眞は笑った。
言われるままにソファに身を沈めようとし、咲姫はすっかり忘れてた事を思い出す。
「これ-」
ずっと持ったままだった紙袋を、台所にいる悠眞に差し出す。
「なに?またわざわざ手土産持参?そんな毎回毎回気を遣うなよ」
-俺ら、いつからの付き合いだと思ってんだよ。
悠眞が溜め息を吐く。
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