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おじさまと咲姫
第22章 失恋
差し込む夕日の眩しさに、目を細める。
カーテンを引かなきゃ-思うけど。
ほんの僅かの距離なのに、起き上がるのが非常に億劫だった。
-でも、眩しいな。
咲姫はカーテンの代わりのように、自らの双眸をそっと閉じた。
それからどのくらいの時間が経ったのか。
十秒か。
一分か。
それとも三十分以上も過ぎたのか。
何かの音がした気がして、咲姫は目を見開いた。
暫し、耳を澄ます。
でも、何も聞こえない。
気のせいだった?
頭にもやがかかったような状態で更に待ってみるが-なんの音もせず。
やっぱり、気のせいか-思って、気付く。
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