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おじさまと咲姫
第22章 失恋
「お袋も、悠聖も、親父も確かいて。みんなして散々お前の事『可愛い』だの『凄く似合ってる』だの『立派なお姉さんになった』だの…とにかく褒めちぎったっけな」
「…も、分かったから」
-それ以上は許してよ。
もう、穴があったら入りたかった。
「まあ確かに、あの時のお前は可愛かったからな。みんなが褒めまくったのも頷ける」
「…お世辞はいいよ」
「お世辞?」
「…百歩譲ってそうだったとしても。どうせ悠眞は思ってなかったでしょ」
「何を?」
「…可愛いって」
言った傍から、咲姫は恥ずかしさに視線を逸らす。
昔の話に何を本気になっているのだろう-自分が馬鹿らしくなった時、彼の声が届いた。
「思ってたよ」
咲姫はまじまじと悠眞を見つめた。
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