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おじさまと咲姫
第22章 失恋
「あ、ごめんね?私が引き止めちゃったから-」
-随分、遅くなっちゃったね。
咲姫が申し訳なさそうに言えば、悠眞はなんでもないと首を振った。
「若い女が夜道歩いて、コンビニ行ったわけじゃあるまいし。どうって事ない」
「まあ、それはそうだけど。…車で来たんだよね?」
「歩いて行ってくればいいだろって、おじさまには言われたけどな」
ソファーから立ち上がった悠眞の喉が鳴った。
彼の実家から徒歩一分圏内に店があるのを知ってる咲姫は、苦笑してしまう。
「お酒、飲んでなかったの?」
それから少し疑問に思い、咲姫は尋ねた。
「全員で酔い潰れてたら、いざって時に駆けつけられないだろ」
ポケットにスマホをねじ込み、悠眞は何気なく漏らす。
「いざって…?」
「どんなに待っても返事一つ寄越さない奴がいるのに、酒飲んでる場合じゃないからな」
悠眞の意味あり気な目線に、咲姫は気付く。
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