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おじさまと咲姫
第22章 失恋
「見えそうで見えないパンツを想像したら、そりゃ欲情するに決まってる」
画面に視線を落としつ、スマートフォンを操作する悠眞の顔が愉快そうに崩れた。
恥ずかしいのか、はたまた嬉しいのか-自分でもよく分からない感情が、咲姫の心を支配する。
「…ぱ、パンツパンツって繰り返さないでよ。ほんと悠眞はっ」
-いやらしいんだから。
様々な思いが入り混じった気持ちで、咲姫は彼を非難する。
でもそれもほんの形ばかりの事だと、自分自身が良く知っていた。
嫌な思いよりも-明らかに自分はそれと真逆の思いを抱いてる。
繰り返してるのはお前も同じだろ-笑われ。
頬を火照らせている咲姫に、悠眞がスマホの画面を向けてきた。
「おじさまからラインだ。どこまで煙草買いに行ってるんだって」
「悠聖?」
「確かに煙草一箱買うには時間がかかり過ぎてるな」
悠眞は弟に返信を終え、咲姫を見た。
「そろそろお暇(いとま)の時間だ」
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