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おじさまと咲姫
第22章 失恋
「悠眞が私を妹みたいに大事にしてくれるように、私も悠眞の事…これでも心配してるんだよ」
-ね、お兄ちゃん?
咲姫が諭すように見つめれば、悠眞は少し驚いたように数回瞬いた。
「まあ別に俺も、苦しんで死にたいわけじゃないからな」
-極力努力はしてみるよ。
悠眞の一言に、咲姫は安堵の笑みを零した。
「俺が心配してるのが分かってるなら今一度言うけど、戸締りはしっかりしろ。おばさん達が帰って来るまで、誰が来ても絶対家に入れるな」
「うん」
「顔見知りだろうがそうじゃなかろうが、関係ないのも分かるよな?」
「『知ってる奴だから絶対なんもしない?知らない奴だからする?そうじゃないだろ?』…だよね?」
自分がさっき言って聞かせた言葉をそのまま繰り返す咲姫に、悠眞は至極真面目に頷いた。
「言いつけ守れよ」
リビングの扉に手をかけた悠眞は、出て行く直前に思い出したように付け足した。
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