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おじさまと咲姫
第22章 失恋
「あの日お前を送って家に帰った後、俺も何気にあのラックの中を覗いたんだけど、結婚式場のパンフがまだ入ったままになってて。そろそろ捨てとかないとまずいだろって思って…気付いた」
悠眞の声が一度途切れた。
そして、腕の中の咲姫に告げる。
「お前があの中を見ていた気がして。もしかしてあれを見てしまったんじゃないかって思った。…でもお前、あの日は何も言ってこなかったし、そもそも俺の記憶違いかもしれないし…とりあえず暫く、様子を見ようって思ってた。そしたら今日、お前が珍しく家に来ないなんて言うから、なんか気になってさ」
「…レポートがあったのは本当。でも殆ど書き上げてたから、悠眞んちに行けない程じゃなかった」
咲姫の告白に、悠眞は頷いた。
そうか-囁き、彼女を抱く手に力を籠めた。
「来て間違いじゃなかったな」
悠眞はこれでもかと言うくらいに、咲姫の頭を撫でる-と言うより、派手に掻き乱した。
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