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おじさまと咲姫
第26章 永遠
咲姫の言葉は、彼の腕の中に掻き消えた。
強引に引き寄せられたかと思えば、力の限り身体を縛られた。
それは痛いくらいだったが、悠聖は決してその力を緩めようとしなかった。
「ゆう…せぇ…っ」
溢れる涙に咽びながら、咲姫は悠聖の胸をどうにか押し留めようとする。
「だめだよ…彼女に怒られちゃうよ。私は大丈夫…私は平気。すぐに泣き止むから。だから…っ」
-離して。
この胸に抱かれていたいとどんなに願っても、それは許されない事。
そこまで愚かじゃない。
この抱擁は自分を慰める為だけのもの。
勘違いなんかしてない。
そんなの知ってるから。
だから-。
泣き叫ぶ-そんな表現が相応しいくらいに訴えるのだが、しかし彼は咲姫を解放する素振りを少しも見せなかった。
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