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おじさまと咲姫
第26章 永遠
「最初はひとりで十三年間の想いに決着をつけようとしてた。でも、最後に一言告げてからにしたいって思い直した。この初恋は永遠に実る事はなくなったけど、せめてどれだけ好きだったかは知って欲しい。認めて欲しいって。…それから、もっと欲を出してしまった。最後に一度でいいから、デートしてくれないかなって」
咲姫の話を黙って聞いていた悠聖は、何かを言いかけた。
しかし彼女は笑って頭(かぶり)を振り、それを静かに制した。
「結婚の約束をしてる大事な彼女がいるのに、きっとオーケーなんかしてくれないって思った。けどラストチャンスだと思えば急に勇気が出てきて、大胆にラインで誘ってしまった。何故かは分からないけれど、それに悠聖も応えてくれて。悠聖の彼女に『ごめんなさい』って何度も心の中で思ったけれど…でも、今日一日ほんとに楽しかった。恋人同士のそれとは違うけど…でも私の中では一生の思い出に残るくらい、とっても嬉しい一日だった」
もう泣くまい-頑張っていたのに、やっぱりまなじりに滲む、涙。
「そしてずっと好きだった想いも、ようやく全部吐き出す事が出来た。切っかけは子供のままごとのような恋だったのに…でも、嗤わなかった。私の初恋のひとは、十三年前の始まりの恋から今までを、嗤わずに全て受け止めてくれた。『ありがとう』ってお礼さえ言ってくれて。だから私-」
-もう、十分。
咲姫の話を黙って聞いていた悠聖は、何かを言いかけた。
しかし彼女は笑って頭(かぶり)を振り、それを静かに制した。
「結婚の約束をしてる大事な彼女がいるのに、きっとオーケーなんかしてくれないって思った。けどラストチャンスだと思えば急に勇気が出てきて、大胆にラインで誘ってしまった。何故かは分からないけれど、それに悠聖も応えてくれて。悠聖の彼女に『ごめんなさい』って何度も心の中で思ったけれど…でも、今日一日ほんとに楽しかった。恋人同士のそれとは違うけど…でも私の中では一生の思い出に残るくらい、とっても嬉しい一日だった」
もう泣くまい-頑張っていたのに、やっぱりまなじりに滲む、涙。
「そしてずっと好きだった想いも、ようやく全部吐き出す事が出来た。切っかけは子供のままごとのような恋だったのに…でも、嗤わなかった。私の初恋のひとは、十三年前の始まりの恋から今までを、嗤わずに全て受け止めてくれた。『ありがとう』ってお礼さえ言ってくれて。だから私-」
-もう、十分。

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