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おじさまと咲姫
第26章 永遠
「…じゃあ今日に限ってどうして」
-こんなこと。
消え入りそうな音量で咲姫が呟けば、再度大事なものを包み込むように、悠聖は彼女を抱き寄せた。
「ずっと我慢してきた、咲姫を抱き締めたいって気持ちの限界がきたから」
-嫌がっても遅いよ、咲姫。
この上なく真面目な彼の口調に、咲姫は泣きたいのか笑いたいのか分からなくなってしまう。
ああ、もう。
嘘でもそんな嬉しい事言わないで。
嘘なのが分かるのに本気にしちゃうから。
私を、嬉しがらせないで-。
痛みを与えてまでの力でなんて彼がするはずもなく。
本気でこの腕から逃れようとするのなら、それは可能だった。
でもそれをしない自分。
でもそれをしたくない自分。
-こんなこと。
消え入りそうな音量で咲姫が呟けば、再度大事なものを包み込むように、悠聖は彼女を抱き寄せた。
「ずっと我慢してきた、咲姫を抱き締めたいって気持ちの限界がきたから」
-嫌がっても遅いよ、咲姫。
この上なく真面目な彼の口調に、咲姫は泣きたいのか笑いたいのか分からなくなってしまう。
ああ、もう。
嘘でもそんな嬉しい事言わないで。
嘘なのが分かるのに本気にしちゃうから。
私を、嬉しがらせないで-。
痛みを与えてまでの力でなんて彼がするはずもなく。
本気でこの腕から逃れようとするのなら、それは可能だった。
でもそれをしない自分。
でもそれをしたくない自分。

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