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おじさまと咲姫
第28章 方法
瑠璃子の試験が終わったら、ふたりでカラオケに行って美味しい物を沢山食べる予定だった。
それが結局、昴も合わせた三人となったのは-瑠璃子の策略だった。
カフェテリアで昴と話し込んでたところを目撃され、それが悪くない雰囲気を醸し出していたらしく、彼のテスト終わりを待って遊びに行く事にいつの間にかされていた。
『人数多い方が楽しいし。先輩なら勿論いいよね、咲姫?』
瑠璃子に唐突に振られ。
まさかそこで断るわけもいかず。
昴の自分を窺う申し訳なさそうな顔も見てはいられず。
頷くしか選択の余地は残されていなかった。
けれど。
その時の彼の心からの嬉しそうな笑顔に、咲姫は少なからず癒され。
カラオケも、夕食の時間も、実際は凄く盛り上がって楽しかった。
三人で行って良かったな-そう思いながら、帰りの電車をホームで待っていた。
そんな経緯があったから、帰り際に瑠璃子は自分を急かしてきたのだ。
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