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おじさまと咲姫
第30章 無駄
オールラウンドサークルの、夏恒例の一泊旅行。
今年は隣県の海辺近くのコテージまでだった。
サークルで貸し切ったバスに大勢で揺られ午前中早々と到着し、チェックインまでは各自海水浴を楽しむ事となった。
お天気は快晴。
砂浜は既に燃えるようで、剥き出しの手足に容赦なく太陽の熱が突き刺さる。
この日の為にと言うわけでもなかったが-今年の夏に新調した水着に初着替えし、海の家で親友と互いの身体に日焼け止めをこれでもかというくらい塗り合う。
勿論、SPFの高いやつだ。
これを何度も塗り直して、出来得る限り日焼けによる被害を最小限にしたい。
全身にどうにか塗り終わり、さあ泳ごうと海の家を出たところで、隣りを歩く友達の胸元に改めて目を奪われる。
オフショルダーのブラックのビキニから覗く豊満な胸は-女の自分でも十分見惚れてしまう。
それからそっと、フラワーレースを施した自らのビキニの胸元を確かめる。
数秒でがっかりと肩を落とす羽目になる。
溜め息を吐いてると、瑠璃子が肘で左胸を突(つつ)いてきた。
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