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おじさまと咲姫
第32章 意表
「全然。お菓子作るのも、料理も好きだもん。家でいつもやってる事だし」
-気にしないで。
咲姫は笑うが-しかし、悠眞の表情は晴れない。
「いや…そりゃまあそうなんだろうけどさ。忘れたスマホを取りに、ちょっと戻っただけだったのに。その間にまさかお袋がお前を引き止めてるとは、思ってもみなかったから」
「まあ、それは私も予想してなかったけどさ。でもそれが嫌だったなんて事ないし。…ってか、私こそいいのかな。この間夕飯ご馳走になったばかりなのに、今夜もまたなんて」
「いいに決まってんだろ。そのつもりでお前は引き止められたんだ。前以上に、今日は遠慮なく食いまくっていけ」
-まあ元からそんな気遣い、お前はしないか。
お決まりのように薄く苦笑いされ、咲姫は溜め息しかない。
「いっつも一言…いや二言は多いよね、悠眞って」
「嫌味にとるなよ、褒め言葉だ」
「それのどこが褒めてるってーのよ」
「出された食べ物をなんでも残さず、沢山食べるところを褒めてる」
「…そんなの言われて喜ぶ女子大生、そうそういないと思うけど」
いまいち納得いかない咲姫が低く呟けば、悠眞は苦笑いを重ねた。
-気にしないで。
咲姫は笑うが-しかし、悠眞の表情は晴れない。
「いや…そりゃまあそうなんだろうけどさ。忘れたスマホを取りに、ちょっと戻っただけだったのに。その間にまさかお袋がお前を引き止めてるとは、思ってもみなかったから」
「まあ、それは私も予想してなかったけどさ。でもそれが嫌だったなんて事ないし。…ってか、私こそいいのかな。この間夕飯ご馳走になったばかりなのに、今夜もまたなんて」
「いいに決まってんだろ。そのつもりでお前は引き止められたんだ。前以上に、今日は遠慮なく食いまくっていけ」
-まあ元からそんな気遣い、お前はしないか。
お決まりのように薄く苦笑いされ、咲姫は溜め息しかない。
「いっつも一言…いや二言は多いよね、悠眞って」
「嫌味にとるなよ、褒め言葉だ」
「それのどこが褒めてるってーのよ」
「出された食べ物をなんでも残さず、沢山食べるところを褒めてる」
「…そんなの言われて喜ぶ女子大生、そうそういないと思うけど」
いまいち納得いかない咲姫が低く呟けば、悠眞は苦笑いを重ねた。

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