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おじさまと咲姫
第33章 疑念
いつものその余裕綽々(しゃくしゃく)な横顔が、咲姫はとても悔しくなる。
何かを言ってやりたい-咲姫が意気込んだ時、不意に濡れたままだった前髪を悠眞が掻き上げた。
その何気ない動作をただ眺めていた咲姫だったが、瞬間垣間見たものに釘付けとなる。
頭で考えても分からず、素朴な疑問から本人に問おうとし-キッチンから声をかけられた。
「咲姫ちゃん、お風呂は?悠眞出たみたいだから入って来たら?」
夕飯の後片付けをしていた愛が、台所から顔を覗かせた。
「え…あ、うん。私は最後でいいから。おばちゃんお先にどうぞ」
我に返った咲姫が告げれば、愛は笑った。
「気なんて遣わなくていいのに。でもそう言ってくれるなら、先に入らせてもらおうかな」
「うん」
咲姫が笑えば、ちょうど片付けが終わったらしかった愛がリビングを出て行った。
ご飯をご馳走になり準備は勿論、後片付けも進んで買って出た。
だが使った皿などを運んだところで『あとは座ってテレビでも見てて』と、半ば強引にキッチンを追い出されてしまった。
そこまでされれば仕方なく、申し訳ないと思いつつもお言葉に甘えてソファに座っていたのだ。
何かを言ってやりたい-咲姫が意気込んだ時、不意に濡れたままだった前髪を悠眞が掻き上げた。
その何気ない動作をただ眺めていた咲姫だったが、瞬間垣間見たものに釘付けとなる。
頭で考えても分からず、素朴な疑問から本人に問おうとし-キッチンから声をかけられた。
「咲姫ちゃん、お風呂は?悠眞出たみたいだから入って来たら?」
夕飯の後片付けをしていた愛が、台所から顔を覗かせた。
「え…あ、うん。私は最後でいいから。おばちゃんお先にどうぞ」
我に返った咲姫が告げれば、愛は笑った。
「気なんて遣わなくていいのに。でもそう言ってくれるなら、先に入らせてもらおうかな」
「うん」
咲姫が笑えば、ちょうど片付けが終わったらしかった愛がリビングを出て行った。
ご飯をご馳走になり準備は勿論、後片付けも進んで買って出た。
だが使った皿などを運んだところで『あとは座ってテレビでも見てて』と、半ば強引にキッチンを追い出されてしまった。
そこまでされれば仕方なく、申し訳ないと思いつつもお言葉に甘えてソファに座っていたのだ。

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