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おじさまと咲姫
第33章 疑念
「まあ大方、得意の妄想してるんだろうけど?」
「…し、してないっ」
咲姫が必死に否定すれば、彼女の右側に悠眞は腰を下ろしてきた。
恐らく三人用と思われるソファを、今までふたりで悠々使用していた為、咲姫は急いで身体を避ける。
左側-つまり悠聖の方へ遠慮がちに寄れば、彼もまた更に左へ移動してくれ、無事三人で余裕を持って座れる事となった。
ふたりに両側を挟まれる形をなった咲姫は、何故か緊張してしまう。
そんな彼女の心など知る由もない悠眞は、薄笑いを浮べながらミネラルウォーターを飲み干した。
「ふうん?」
探るような両眼で見られ、増々咲姫は心乱れる。
「な、なによ」
「別に」
何もない風にはとても見えない表情で、悠眞はテレビに目を向けた。
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