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おじさまと咲姫
第34章 払拭
「今朝さ、まだ寝てる俺を起こしに来たのは悠眞だよ」
「そうなの…?」
咲姫が瞬けば、悠聖は頷いた。
「『咲姫とトランプやるんだろ。早く起きろ』って、叩き起こされた。『やるからには本気でやるからな』って、意外にもやる気満々だったから多分…ってか、絶対今日は特に用事はなかったと思うよ」
「そうなんだ-」
ふたりで示し合わせたように二階から下りてきたのは、そういうわけだったのだ。
偶然にしてはちょっと出来過ぎてるなと、思ってたりしたのだ。
でも昨日の段階では、さほど-どちらかと言うとやりたくない感、半端なかった気もするが。
一晩寝て気が変わったのだろうか。
釈然としないものがなかったわけでもないが、でもそんな会話が交わされたのならと安心もした。
予定を潰してまで付き合ってくれるわけでは、どうやらなさそうだったから。
愛も食事が済んだらしくキッチンへと向かい、片付けを始めたようだった。
食卓にはふたりだけとなり-咲姫はここぞとばかりに口を開く。
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