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おじさまと咲姫
第34章 払拭
彼にしてはなんだか少し意地悪な質問に、咲姫は表情を硬くしてしまう。
ちょっと怒ってしまってるような彼女の様子に、悠聖は更に咲姫の頭をそっと撫でた。
「俺も同じだよ」
「…おなじ?」
「うん。十三年前に咲姫を助けたのが俺だろうが、悠眞だろうが…俺達はそんな事どっちでもいいって思ってる。『咲姫を助けたのは誰か』が大切なんじゃなく『咲姫が無事で元気でいてくれる事』の方がずっと大事だから。だからそんな取るに足らない事で、咲姫もいちいち謝ってこなくていいんだよ。気なんか悪くしようがないだろ」
嬉しさに胸がいっぱいとなり、咲姫は頷くので精一杯だった。
「もう二度と咲姫が泣いたり、苦しんだりして欲しくないって心の底から思ってる。…でも、もしもの話」
悠聖は一旦、言葉を区切った。
「もしもそんな時がきたら、また絶対咲姫を助ける。守ってみせるから」
-俺か悠眞が、必ず。
零れ落ちそうな涙は、悠聖の指が拭った。
ちょっと怒ってしまってるような彼女の様子に、悠聖は更に咲姫の頭をそっと撫でた。
「俺も同じだよ」
「…おなじ?」
「うん。十三年前に咲姫を助けたのが俺だろうが、悠眞だろうが…俺達はそんな事どっちでもいいって思ってる。『咲姫を助けたのは誰か』が大切なんじゃなく『咲姫が無事で元気でいてくれる事』の方がずっと大事だから。だからそんな取るに足らない事で、咲姫もいちいち謝ってこなくていいんだよ。気なんか悪くしようがないだろ」
嬉しさに胸がいっぱいとなり、咲姫は頷くので精一杯だった。
「もう二度と咲姫が泣いたり、苦しんだりして欲しくないって心の底から思ってる。…でも、もしもの話」
悠聖は一旦、言葉を区切った。
「もしもそんな時がきたら、また絶対咲姫を助ける。守ってみせるから」
-俺か悠眞が、必ず。
零れ落ちそうな涙は、悠聖の指が拭った。

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