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おじさまと咲姫
第36章 機会
「うん。どうしようもないけど。でも、俺はもう円城寺に誘われてしまった。忘れるどころか忘れなくさせられた。もっともっと好きにさせられた」
昴はテーブルに両肘をつき、咲姫の方へ身を乗り出した。
引き寄せられるように、咲姫も無意識のうちに身体を彼に近付けていた。
互いの距離が狭まった中。
昴は咲姫に恋慕の眼差しを向けた。
「俺だけをこんな気持ちにさせたまま、知らない振りすんなよ。俺の事まだ全部なんて知らないくせに、すぐにだめだなんて言うなよ。これからの頑張り次第でどうにかなる可能性があるのなら、俺は諦めない。行動も起こさないまま、円城寺の事は絶対に諦められない」
切なさに眉を寄せて吐露する昴から、咲姫は目が離せない。
「たまのラインや電話だけの繋がりじゃ、全然足りない。円城寺に俺の全部は到底知ってもらえない。知ってもらえなきゃ、好きになってもらえない。大学の中で偶然擦れ違うんじゃなく。数時間だけのサークル活動のついでじゃなく。立ち話なんかじゃなくて-」
-円城寺とデートしたい。
息を呑む咲姫に、昴は微かに笑った。
昴はテーブルに両肘をつき、咲姫の方へ身を乗り出した。
引き寄せられるように、咲姫も無意識のうちに身体を彼に近付けていた。
互いの距離が狭まった中。
昴は咲姫に恋慕の眼差しを向けた。
「俺だけをこんな気持ちにさせたまま、知らない振りすんなよ。俺の事まだ全部なんて知らないくせに、すぐにだめだなんて言うなよ。これからの頑張り次第でどうにかなる可能性があるのなら、俺は諦めない。行動も起こさないまま、円城寺の事は絶対に諦められない」
切なさに眉を寄せて吐露する昴から、咲姫は目が離せない。
「たまのラインや電話だけの繋がりじゃ、全然足りない。円城寺に俺の全部は到底知ってもらえない。知ってもらえなきゃ、好きになってもらえない。大学の中で偶然擦れ違うんじゃなく。数時間だけのサークル活動のついでじゃなく。立ち話なんかじゃなくて-」
-円城寺とデートしたい。
息を呑む咲姫に、昴は微かに笑った。

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