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おじさまと咲姫
第10章 悠眞

日の暮れかけた公園の片隅に佇み、互いに視線を絡ませ合う。
何もかもがユウに似てるけど。
何もかもがユウと同じじゃない。
ユウよりも長めの前髪。
そこから覗く眼光は鋭くて、全てを見透かされそうだった。
ユウにはない、左目のまなじりに小さな黒子。
ユウが纏う包み込むような温かさとは裏腹の、どこか冷めた気怠い雰囲気。
ユウが吸わない煙草を咥えていた唇は、どことなく意地が悪そうに歪んでさえ見えた。
同じ顔。
同じ背格好。
知らない人が傍から見れば、まず区別がつかないだろう。
でも、違う。
こんなにも違う。
自分には分かる。
だって小さな頃から、見てきたから-。
何もかもがユウに似てるけど。
何もかもがユウと同じじゃない。
ユウよりも長めの前髪。
そこから覗く眼光は鋭くて、全てを見透かされそうだった。
ユウにはない、左目のまなじりに小さな黒子。
ユウが纏う包み込むような温かさとは裏腹の、どこか冷めた気怠い雰囲気。
ユウが吸わない煙草を咥えていた唇は、どことなく意地が悪そうに歪んでさえ見えた。
同じ顔。
同じ背格好。
知らない人が傍から見れば、まず区別がつかないだろう。
でも、違う。
こんなにも違う。
自分には分かる。
だって小さな頃から、見てきたから-。

