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おじさまと咲姫
第37章 次回
「あ…はい。じゃあ今度」
電車が間もなく到着する故、心持ち返事を急いでいたかもしれない。
普段なら一度は遠慮するところを、すんなり好意を受け入れてしまった。
咲姫の返答に、昴は笑みを零した。
「小説貸す口実で、円城寺とまた会う約束が出来た」
「え?」
「円城寺に本を貸す時と、円城寺が本を返してくれる時の、少なくとも二回」
-今更取り消せないよ?
昴に愉快そうに言われ、初めてその事実に気付く。
「夏休み中にまた会ってよ。今日よりももっと、俺の事を知って欲しい。円城寺の事ももっと知りたい。そしてもっともっと、円城寺の事好きになりたい」
-約束だよ。
繋いだ手を力強く握り返された。









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